塩見正衛他共著「生物学辞典」

書名: 生物学辞典 2010年12月10日発行・東京化学同人

編集:石川 統・黒岩常祥・塩見正衛・松本忠夫・守 隆夫・八杉貞雄・山本正幸

現代の生物学は、生物の多様な現象についてDNAを基盤として統一的に理解する学問となっている。そのため、細胞以下の分子レベルの解明、ミクロ方向に飛躍的な広がりをみせている。一方、地球温暖化、環境保全など生態系をめぐる現実的な問題に対処するために、マクロの視点を拡大している。さらに種々の生物のゲノム解読が進み、ゲノムの比較による進化の解明が進むなど、時間的な広がりも急である。このような生物学の膨張を受容するにふさわしい辞典を目指し、分子生物学、細胞生物学、生化学、生理学、遺伝学などの基礎科学はもちろん、医学、薬学、生態学環境科学から、農学、林学、水産学、海洋学などの実学、さらに進化学、古生物学までを含め、広範な領域から、基本用語を満遍なく収集した。

1. 種々の生物のゲノム解読や分子レベルでの解明など急速に膨張する生物学を受容する辞典として企画され,周辺領域を含めた広い分野から2万項目を収録.

2. 各項目は, それぞれの分野の第一線で活躍する総勢800名に上る専門家が, 最新の知見も含めて執筆.

3. 見出し語に多様な動植物名を挙げ,その多くのものに精密なイラストを付し, 視覚的にもイメージが得られるよう配慮.

4. わかりやすく, 正確で信頼性の高い解説は, 中高生にも理解でき, 大学生から, 研究者・技術者などの専門家までを対象とした本格的な辞典.

5. 豊富な図解。特にイラストに力を入れた.

【推薦の言葉】岩槻邦男氏(放送大元教授・東京大名誉教授):専門家も市民も座右に備えたい1冊

生物科学の世紀といわれるいま、生き物を対象とする自然科学が、DNAをキーワードに、情報を駆使して、どこまで生命を解明できるか、まさに夢にあふれている。かって科学者だけに解明がゆだねられていた自然科学が、今ではその展開が市民の注目を惹く。生き物と触れ合い、生命を考える人たちの、知の基礎となる辞典が、分かりやすい表現で提供されることはまことに時宜を得たものといえる。専門家も、市民も、それぞれに座右に備えたい1冊である。

◆定価: 2011年4月末まで10260円(税込)/ 2011年5月より12600円(税込)

◆塩見正衛先生著者割引◆

割引価格 8,000円(税,国内送料込み)

割引期限2011年3月末

◆申し込み方法◆

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shiyomi_masae2007@yahoo.co.jp