―”定年後まで数学をやることになる”とは思ってもみませんでした― ○放送大学に入ったきかっけは・・・ 茨城大学園祭で”放送大学オープンキャンパス”の案内が目に留まり、どんなところか興味があったので覗いてみました。そこで、放送大学って”テレビ学習だけじゃなく、クラブ活動があって楽しいのだ!”と発見しました。先輩とおぼしき面々が情熱をもって活動に取り組んでいる姿に魅せられ、大学のイメージが変わりました。更に、数学クラブがあって昔の卒論で苦労した本”Fiber bundle"をやっていて、数学って年をとっても楽しくやれるんだ!と感激。 そんなこんなで”定年後はこれしかない”と感じ、数年後に定年となって、放送大学入学、数学共楽会にも即入部した次第です。今もメンバーや大学諸先輩の好奇心旺盛な姿勢に啓発される毎日で、この出会いに感謝しています。 ○そもそもの数学との出会いは・・・ 浪人時代はヒマで・・・暇つぶしに入った本屋での一冊のパズル本、マーチン・ガードナーの本でしたがそれにはまってしまいました。浪人時代は数学パズルで過ごし、志望先も工学部から理学部数学科に方向転換することになりました。 大学では、論理とか連続、無限、トポロジーなど抽象的概念で展開する世界が面白くてやっていました。考える楽しさは、四六時中寝床でも解らないとこを考え、それがある時何かのきかっけで解決する、これだったように思います。 その後はサラリーマン。数学科を出ると、教職につくか、コンピュータ関連の仕事につくか、そんな選択しかなかったのでシステムエンジニアの道へ。やって来たのは、工場のシステム化や耐震シミュレーション解析・・など。 抽象数学をやって来たので現実社会では殆ど役に立たないと思っていましたが、さにあらずで、とっても役立ちました。 システム化というのは物事のルール化なのですが、”本質を見極め、シンプルで、汎用的で、スッキリと“、 これに数学の何でも抽象化しまう考え方”モデル化”が威力を発揮するのです。楽しさは、スッキリシステムができると利用者が喜んでくれ作成者冥利に尽きました。 ○放送大学に入って・・・ 私はいわゆる団塊世代で、会社をやめ放送大学に入学したのは2013年。クラブ活動&ゼミ活動が楽しく、クラブとしては数学共楽会、あとPCクラブを中心にやっています。単位取得の方はあまり熱心でなく、数学に限らず”興味が持てそうな講義”があれば見つけて受講するというペースでやっています。 ゼミとしては・・・ ・塩見先生の統計ゼミ:データからの知識発見?―これからデータが爆発する時代 これにどう対処するデータサイエンスなる分野に興味が尽きない・・ ・黒澤先生の暗号ゼミ:公開暗号方式?―素数の因数分解を使っていて鍵を公開していても、 解読するのに数千年掛かる・・ ・横沢先生の相対論ゼミ:時間/空間が縮む? ―光速度が不変であるとすると 時間や長さは伸びたり縮んだりする・・ ・奥先生の解析ゼミ:微積分の世界?―世の中の法則の多くは微積分で現わされている。 この道具で世の中の仕組みが解る・・ を受けています。 ○シニアライフをどう過ごす・・・ 全くの会社人間が定年後に家庭生活となった次第ですが、”家庭の粗大ごみとならない”よう、知恵と工夫でやっていきたい・・・それが目標です。 ① 自活シニアをめざす! ―自分で生きていけるように、まずは食と健康 昼食当番を言い渡されたが、自炊経験がないため、お手軽・美味・健康レシピを日々試作&特訓中。もう一つは、動けるシニアで公費負担削減に貢献する。犬とのジョギング、自転車でおでかけなどを実践中。 ② 放送大学に学ぶ! ―三拍子をサポートしてくれる素晴らしい応援団 ”ボケないための頭の使い方”は「キョウヨウ」と「キョウイク」という話がある。教養と教育かと思いきや、さにあらず。「今日、用がある」と「今日、行くところがある」の二つらしい。私としては「キョウカン共感」を加えたい。「今日、考えることがある」これで万全だ。放送大学はこの三拍子をサポートしてくれる“妻の次の応援副団長だ”、感謝している。・・さらに、好奇心旺盛な諸先輩からも・・よい刺激をもらっています。 |
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